コラム20
~携挙される教会~
「携挙」とは教会が天に挙げられることです。神の救いのご計画の最終段階に入る大事
なところです。そこでは神の超自然的なわざが展開されます。携挙される教会は不可視的
な教会です。イエスを信じて救われた真の信者が全員、天に挙げられることになります。
携挙時にどのようなことが起こるのかテサロニケ第一の手紙4章16~18節に記されて
います。順を追って整理します。
①キリストが天から下って来られる
②号令がかかる
下って来られたキリストの号令で、以下が動き出します。
③御使いのかしらの声が発せられる
④神のラッパが響く
携挙が起こるための最終的な合図です。
⑤キリストにある死者がよみがえる
使徒2章以降の聖霊のバプテスマに与った信者の死者たちがよみがえります。旧約時代の
信者たちのよみがえりは、もう少し先で起こります。
⑥生き残っている信者たちが、⑤の信者たちと一緒に雲に包まれて引き上げられる
➆すべての信者が空中で主イエスキリストと会い、いつまでも(永遠に)主とともにいる
ことになる
携挙の時期は、患難時代に入る前です。患難時代の始まりはダニエル書9章27節に記
されています。「彼は一週間の間、多くの者と堅い契約を結び…」「彼」とは反キリスト
のことで、「多くの者」とはイスラエルのことです。反キリストがイスラエルと契約を結
ぶときが患難時代の始まりです。その前に不可視的教会は携挙されます。
黙示録を見ると、1~3章が患難時代の前の出来事が記されています。そこには教会が
存在しています。また、黙示録19~22章は患難時代の後のことが記されていて、そこ
にも教会が存在しています。そこでは花婿イエス・キリストの「花嫁」として表現されて
います(19:7、21:2)。黙示録4~18章は患難時代のことが記されています。そこに
教会の言及はありません。つまり、患難時代には地上に教会が存在しないということです
。また、これらの黙示録の言及から、携挙される教会が可視的教会ではなく、不可視的教
会であることも確認できます。正しい教会理解は、神の計画の最終段階(終末)を正しく
理解させてくれます。
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