コラム19

~聖霊とキリストのからだなる教会の時代~ 神の国を造られるための計画として教会を誕生させた神は、サタンに対抗する武具とし て聖書をお与えになりました(旧約に続く新約聖書)。その武具を正しく用いるために助 け主である聖霊がおられます。教会が誕生して以来、今に至るまで教会はこの世に存続し 続けています。その間教会は、外的、内的迫害を受け続けますが、聖霊の助けと神のこと ばによって守られているのです。 さて、「教会」について詳しく説明する必要があります。今後の神の計画を正しく受け 取るためです。「教会」の本来の意味は「呼び出された者(エクレシア)」です。このこ とばは聖書で二種類の教会を指しています。不可視的な教会と可視的な教会です。 (不可視的な教会)  この教会は人には見えないけれども、神の目には見えている教会です。聖書には単数形 で書かれています。つまりこの教会は唯一です。その聖句を挙げると、「…この岩の上に 、わたしの教会を建てます…」(マタイ16:18)、「神は教会の中に、第一に使徒たち、 第二に預言者たち…」、その他Ⅰコリント15:9、エペソ1:22,23、コロサイ1:18など。この 教会の一員は聖霊のバプテスマに与っている人です。聖霊のバプテスマとは、イエスを信 じて救われた瞬間に与えられる祝福です。これは使徒2章のペンテコステの日以来に与え られているものです。つまりそこから教会が開始され、イエスが空中再臨(Ⅰテサロニケ 4:13-17)されて教会が引き上げられるまでが不可視的教会に属する人となります。この教 会は「キリストのからだ」(エペソ1:23)や「新しい一人の人」(エペソ2:15)とも表現 します。私たちはこのように、聖霊とキリストのからだなる教会の時代を生きているので す。 (可視的な教会)  この教会は人の目に見ることのできる各教会です。聖書では「コリントにある神の教会 へ…」(Ⅰコリント1:2)、「…ガラテヤ諸教会へ」(ガラテヤ1:2)等、複数形で書かれて います。立川聖書バプテスト教会もその一つですね。可視的教会と不可視的教会の違いは 、見える見えないだけではありません。可視的教会には偽りが入っています(Ⅰペテロ 2:1)。 しかし不可視的教会は真の信者のみです。 (神の計画)  終わりの日にキリストが教会を迎えに来られます。キリストが来臨されて空中に来られ ます(Ⅰテサロニケ4:17)。その時に教会が携挙されます。携挙される教会は不可視的教会 です。偽りが入り込んでいる可視的教会が携挙されることはありません。可視的教会の役 割は世界宣教です。全世界に福音を宣べ伝えて、「異邦人の満ちる時」が来るために従事 しなければなりません。それは、神があらかじめお救いになるように定めておられる異邦 人がすべて救われる時です。その時不可視的教会が完成し携挙されます。 教派どうしが協力する「超教派」と不可視的教会を混同しないでください。超教派は人 間が造ったものです。不可視的教会は神の計画に基づき、神が造られたのです。

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