コラム9
旧約時代 モーセからヨシュアへ
神の民はいよいよ約束のカナンの地に入っていきます。神の民を教育し、心の内側から強化するための「律法」と、聖なる神を正しく礼拝することを教える「幕屋」を携えてカナン入国です!民のリーダーがモーセからヨシュアにバトンタッチしました。「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこの民はみな、立ってこのヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの子らに与えようとしている地に行け」(ヨシュア1:2)民の指導者は変わります。しかし、神の計画は決して変わることなく前進します。
大河ヨルダン川を人の力で渡ることはできません。それを渡れと神が命じられたのは、神ご自身の計画を民が認めるためです。川の水が堰き止められる神の奇蹟を見たときに、神の力と救いの計画を自覚したことでしょう。
更に彼らを待ち受けていたのはエリコの町です(ヨシュア6章)。町を囲む頑丈な城壁、その城壁のように強いエリコの王と勇士たちを攻略しなければ、約束の地を自分たちのものにできません。イスラエルの民は神の知恵と力による超自然的な戦いによって大勝利をおさめます。
ヨシュアはエリコの戦いの前に「主の軍の将」と出会います(ヨシュア5:13-15)。
「主の軍の将はヨシュアに言った。『あなたの足の履き物を脱げ。あなたの立っている所は聖なる場所である』(ヨシュア5:15)主を礼拝せよと命じられているのです。礼拝すべきお方がわざわざ、ヨシュアの前に主の軍の将として現れてくださったのは、これから始まる戦いが、主の戦いであることを分からせるためでした。
神の救いの計画を進めるために、様々な人を用います。しかし、そこで起こるサタンとの戦いは私たちの戦いではなく、主の戦いです。その主ご自身が将軍として先頭に立って戦ってくださるのです。
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